演劇「東の海神西の滄海」

Posted : 2002-01-01 / Category : [report]

これは2000年の11月に行われた、「劇団てぃんか~べる」のものです。
見に行った日に書いたので、ちょっと興奮さめやらぬ、といった感じになっています。結構貴重かな~と思ったので、そのまま載っけてみました(^^)

 では場所の大きさからいきましょう。客席人数は書いたと思いますが、そも そもの大きさですね。えっと、小学校の教室というのは大体一緒の大きさですよね?アレくらいです。  で、これは舞台込みの大きさです。客席+舞台です。舞台裏まで全部入れるとちょっと違うかもしれませんが(そもそも私の主観だから全然違うかもしれないんですけど)だいたい教室くらいだったと思います。

 ですから私のイメージとしては商用の劇団ではなく、そこそこの大会 にちょろちょろ出ている高校の演劇部・・・みたいなイメージでした。 こじんまりだし、アットホームだし、手作り衣装だし。・・・一応ほめ てるつもりなんですけど(^^;;

 入り口入ったら舞台裏側でした。ので、そこから舞台裏はじを通って 客席へ。おぉっちいさい。舞台も近い。こりゃ手が届くぞーっと。客席 はおそらく手作りの雛壇にパイプ椅子。あ、座布団ついてる。でも通路以外で椅子と椅子の隙間無し。公演も1回増やしたし、きっと人が殺到したんでしょうね。何人くらい入るんだろう?6列あって・・・100人弱かな。うわ、ま さしく詰め込んだなぁ。私は前から3列め。うん、いい感じ。

 まず舞台設定の説明をしましょう。裏は黒いカーテンが垂れ下がっていま す。全体的にちょっと色調ですね。まぁ明るくても困りますが。そして向かって左奥を一番高く、奥側を階段で奥行き&高さを作っています。これは前回の写真を見ても同じ感じですね。たしかに広く使えそうです。あとは所々に扉というか板というか、なんだろこれ。あ、この影から人が出てくるのかな?ただの真っ黒舞台ではなく、これだけでも期待が持てます。わくわく。

 先に書いちゃいますが、舞台ちいさいですので、当然人数も少ないです。パンフに載っているのが15人、広告に載っているのが14人。実際はちょい役の人もいるはずなので20人弱だと思います。  一人二役はいました。もしかしたら三役やってる人もいたかもしれません。と、いうのもまず最初の前ふりの人たちは二役確実でしょう。時代&場所も違うし。で、詰め寄る市民は4,5人ですが、後ろを向いていましたので顔は分からないわけです。あとは兵隊?はそもそも人がいたのか。堤の部分ですよね。指導者だけだったかもしれません。まぁいても指導者+2,3人だと思います。


 さて。開始時間をちょびっと過ぎまして、始まりました。まずは延の荒廃の場面。人が泣いてます。あ、子どもが投げ捨てられました。ひ、悲鳴が・・・。上手いなぁ、ちょっとずきずきします。ここで十二国の簡単な説明を女仙がしてます。この人、独得の声としゃべり方ですね。柔らかいけどピシッとしてるの。あ、薄いカーテンの裏で天帝らしき人も動いてます。これは背後の黒のカーテンをはさんで、向こうから(上から)ライト当ててるみたいです。薄ぼんやりでいいですね~。で、荒れ果てた延でした、と。ふんふん。様子を見に来た六太は麒麟だけど影でした。あ、転変のシーンはないんだな。まぁ無理か。で、女仙と六太の言い合いです。六太、髪の毛ちゃんと金髪です。髪型も真似してるのかな?実際だとああなるのか。ふんふん。あ、六太が逃げました!

 えーっと正直このシーンもちゃんとここにあったか怪しいです。舞台の右と左で分けて六太と更夜の捨てられたシーンです。それぞれ自分の叫びなんだけど微妙にかみ合ってたりします。「おかぁさん・・・」が聞いててツライです。もちろん「大丈夫、帰ったりしないから」もツライです~。更夜、怯える感じがすごい上手いです。声も通るし。あ、生き物の気配に怯えてますね。布を切り裂く様な悲鳴ってこーゆーのなんでしょうか。

 ・・・ということで尚隆です。小松尚隆ですね。あ・・・髪長い。腰まである。おぉ早口。すらすら言います。でも声は家臣の方が通るなぁ。でも貫禄があるな。雰囲気出てる。上手い。「若、と呼ばれる意味を~」があって嬉しいです。さて、攻め込まれて立ち回りです。女の人はちゃんと短剣なのね。脇差って言うんだっけ。打ち合いは音が無いんだ。しかも寸止め。近いからちょっと・・・。一応ぶつかるとカンッって鳴るんだから当てればいいのに。六太、金髪は隠さなくていいのか!?あ、尚隆死にかけております。沃飛かっこいい!これは音響もライトも合ったなぁ。沃飛、白い髪で白っぽい顔に緑で模様が書いてあります。びらびらに裂いた布を腰から下げています。全体も白&緑&青で海っぽいですね。静止のポーズもいいです。尚隆気付くまで沃飛&六太でしゃべっています。あ、尚隆起きました。とうとう王様になります。ふふ、しっかり「国と土地だけじゃなくて民も」って言ってる。よしよし。ちゃんと頭もくっつけています。

 う~ん、このシーンは実際どこにあったのか。確かこの辺だったハズ。六太&沃飛と更夜&おおきいののシーンです。あ、大きいのかっこいいなぁ。黒ベースで布切り裂いたのいっぱいくっつけてます。顔はマスクで見えません。両手も広げていて、ちゃんと羽みたいですね。あれ?声がぐぐもってるけど食べ物って実際に食べているの??しっかし六太・・・上空を見上げて「夜更けって意味だ」はちょっと・・・更夜も間髪入れずに「うん!」って・・・いいのか・・・。夜更けはいい意味じゃないのでは・・・。

 さて。朱衡の登場です。線がうすくて神経質そうですね。さすが無謀。文官らしいです。驪媚かっこいい!りりしいけど女らしい女性ですね。「すまぬ」と言われたからってそんなに全面的に信頼するか。さすが尚隆の口たらし。尚隆からもらった玉を(ってこれは任命の証でしょうね)大切に持って移動していきました。  お?猫お面かぶった六太です。お出かけからお帰りですか。かわいい。朱衡のぐちを聞くことになります。いや、自分もしかられているのだが。え?大綱を書き写せ?朱衡には「朝議をお休みになった分だけ」って回数言われてませんね。かわりにすれ違いざま帷湍に回数を言われています。「え!?マジ!?」みたいな顔で朱衡を見上げますが・・・朱衡、冷たい笑いです。うん、上手いなぁ。六太は巻物受け取って、階段で広げています。あ、予想外の長さに見なかったことにしてますね。くるくる巻き戻してます。帷湍はまんま緒突ですね。図太そう。お~尚隆の発見場所に怒ってる怒ってる。成笙はちょっと細いですね。武官なのに・・・。これは衣装がぴっちりしているせいかな?一応三人は変な字をもらってしまった、という話だけしてますね。連れ戻された尚隆はお着替え中だそうです。  ・・・お着替え終わったらしいですね。表にいわゆる着物を巻いて腰で止め、片肩だけ着てますね。オレンジベースの着物です。あ、簪まで。う~ん、遊郭帰りですねぇ。粋です。あれ、手に持っているのは・・・ほうき?あっ持って来ちゃったんだ。これを返しにまた遊郭に行こう、と。あらあら、すっかりバレて帷湍に取り上げられちゃいました。歩き回る尚隆、階段の巻物に気付きますがやっぱり中を開いて見なかったことに。六太と眼で会話しちゃってますね。「五十歩百歩」と「目くそ鼻くそを笑う」ネタは入ってます。掛け合いが楽しいです。  ここで官登場。「六太」に会いたいと「更夜」が言っているんだって。あぁうきうきして出かけました。

 ・・・更夜の服がヘンだよぅ。射士ってこんなの?赤で中世ヨーロッパの歩兵布服みたいな感じ(ってどんなだ)。かろうじて肩当てしてるけど・・・。あれ?しかも射士って弓は持ってないものなの?剣だけだなぁ。すでに役職名としてしか機能していないのかな。で、赤ん坊餌に六太を元州につれていきます、ということですね。あぁしかしやっぱ金髪は隠さないのね・・・。あ、赤ん坊は当然ですがお人形です。っても古くさい、灰色っぽい布でぐるぐるまきだったので人形が入っていたかも怪しいです。丸めてそんな感じの大きさにしただけかもしれません。だから泣き声は音響さんです。  おおきいの、やっぱかっこいい。今回から鎖が足についてます。

 連れてこられた元州でございます。斡由の衣装気合い入ってます。青ベースです。りりしいです。誰か斡由の大ファンいたのか!?衣装が全然違うぞ(笑)白沢がいいですね。丸顔でちょび髭!この人三国志でもいけるなぁ。斡由が正義を話してます。斡由はきりりとした美男子(女子だけど)です。若い娘さんがころっといきそうな感じですね。うう~む(苦笑)

 そいで六太がいない延ですね。白沢来ました。当然尚隆追い返します。実は会場内に蠅が一匹入り込んでまして・・・かわいそうでした。白沢のおでこに留まっちゃってたのよぅ(泣)ホントにこれはどうするんだろう・・・でした。蠅ちゃん、最初は客席にいたのですが、いつのまにか舞台の方に・・・(^^;;動きのあるシーンだったら良かったのですが、なにせ奏上のシーンだったもので・・・。白沢、書状を掲げたまま、身動き一つしない(できない)のですよ。刀は仕えていた成笙の腰のものを引き抜いて使いました。これはそれでいい。

 元州。赤索条つけられてます。嫌がってます。角の説明ちょっとしましたが、これじゃ知らない人分かんないでしょうねぇ。驪媚も赤索条付けられちゃいました。

 延。寝そべる尚隆に3人が詰め寄ります。・・・尚隆上手いですねぇ。性格ちゃんと出てるわ。詐欺師提案に客席もくすくす笑いが起こります。そりゃ本人に「新王のすばらしさを」なんて言われちゃねぇ(笑)元の官でもあることをばらしてます。ははは。

 元州。「王はただ玉座に座ってみたかったのだな」発言です。六太、驪媚ともちょびちょび話します。

 市民詰め寄る王府。対応に出るのは帷湍になってますね。一番高いところに帷湍がいて、扉から出てきた感じになっています。市民はこちらに背を向ける感じになっていますね。老婆と若者と青年と子を抱いた女性。もう一人くらいいたかな?「忘れない・・・妹が投げ込まれた井戸の水音を」はずきっときますね。結局ここでは老婆に女性が子どもを預けて、老婆以外はみんな兵に志願しました。ちょっと帷湍じ~んときてます。「王をお守りするのよ!」「おぅー!」じゃなくて良かった・・・(苦笑)。も~これはホントにどうしようかと思ってました(苦笑)実際は舞台袖に入る瞬間に「いくぞ!」「おぅ!」だったかな?何人もの声が混じっていたので、はっきりとは聞き取れませんでした。

 ところで尚隆は置き手紙をして元州に行っちゃいました。手紙の内容は「堤を作れ」です。「何を考えているんだあいつは!?」とか言われてます。

 元州。驪媚と六太の話。とうとう驪媚が赤索条を切っちゃいました。お世話役で赤ん坊を抱いていた女官が叫んでます。この人、女仙の役もやった人だ。

 あぁこの辺順番よく憶えてません。「堤を切れ!」ってのと敵の人数がすごく多いのを知った斡由がびっくりしてる所に赤索条が切れたのが分かったののどっちかです。両方かも。さすがにもう一度赤索条を付けるシーンはありませんでした。  「堤を!」のシーンはですね、舞台の上と下で二つの場所を表現してまして、六太と更夜が捨てられたシーンもそうなんですけどうまいなぁ、と思いました。

 六太起きました。お付きの女官(詠春という名が付いている。出番多いもんな)が逃がしてあげます。案内を詠春がやって、沃飛も六太が歩く手助け。やっぱ沃飛いいなぁ。あ、舌を切られた人を発見。なんて言っているかはさっぱり分かりません。次に檻の元魁です。最初の天帝みたいに黒いカーテンを上手く使って檻を表現しています。不気味。斡由の行為に女官共々気付きましたね。あ、でも詠春は命の恩人だからって戻りました。みすみす捕まりに・・・。沃飛と六太、休んでいましたが見覚えのある気配が近づいて来ます・・・!

 あぁぁおんぶも「あまり心配をかけるな」もなかったです。残念(ってこれじゃヨコシマ全開)。上では兵士が最近の噂について話してます。何で逆賊になったんだとか射士にまかされた人はどうしたんだとか。白沢がごほん、として斡由登場です。六太がいないこと判明しましたね。女官が捕まえられました。 「元魁さまはどうなすったんです!?」いや、こんなセリフじゃないですけど。女官の説得は更夜に任されますが白沢が「私めにおまかせを!」って言ってます。  あ、後ろ姿の尚隆登場。六太も帰ってきました。「関弓に帰りたい」んですって。やっぱり元魁の追求と、あぁ斡由が本格的におかしくなってきてます。そこにいる全員「あぁもうダメだ」と思ってるみたいですね。誰も言うこと聞きません。近寄った尚隆に「最近見かけん顔だ」とか言ってますが、「小松尚隆です」で首をかしげてますね。日本名は漢字変換がされないのかしら?白沢は気付いたみたいで変な顔してます。「何故ここに!?」みたいな。  打ち合いしますがやっぱり斡由負けます。しっかり刀を収めた尚隆に向かって背後から斬りかかります。「沃飛!」・・・ってことで尚隆にとどめをさされました。
 はい、結末。六太はずーっと握っていた驪媚の血塗れの玉を尚隆に返します。そして尚隆の腰の辺に抱きつき、泣き叫びます。兵士が鼻をすすってますね。おや、客席からもすする音が・・・みんな六太好きなのね(^^)

 最後の最後。「悟ったのなー」と「たまには真面目なふりをして下さいと伝えて下さい」もちゃんとあります。一度舞台が無人になった後、次々に人が出てきます。ここも階段を上手く使ってますね。女官とにこやかにすれ違う兵士、洗濯物を持って歩く女官に話しかけられる白沢。朱衡と帷湍の背中に尚隆作の字習字が貼ってあります。客席くすくす。成笙にも貼ってありましたが、二人が追いかけているうちに袖に入っちゃいました。うむ、平和だ。更夜はおおきいのの鎖をとり、二人?で約束を胸に黄海へ去っていきましたし、六太と尚隆はお出かけしようとしています。  「あぁ、綺麗な星空だなぁ」ということで暗転の後、主要キャラ登場でおしまいでございます。カーテンコールもう一回やって欲しかったなぁ・・・。


 さて。途中でいろいろと書き込んでますが感想です。まず衣装がすごいです。いかにも手作りで凝ってます。  話もダイジェストですがよくまとまっていると思います。どちらかというと、原作よりもCDの脚本を使ったんじゃないかなぁ・・・と思わせる内容でした。ってもCDはこれから聞き直すのですが。  ドライアイス?煙を上手く使っていたと思います。同行した友達は雲の上なんだから宮のシーンは全部煙を出して欲しかった!と言っていました。あとはですねぇ・・・。セリフ、多いんですよね。仕方ないんですけど。それでほとんど早口でですね、口が回らなくなることが・・・(苦笑)。声も通る人と通らない人の差がありますし。まぁこれは原作付きで話が分かる人が多いということと、舞台がとっても近いということでフォローはできた・・・かと思いますが。  沃飛とおおきいのはすごいお気に入りです!よかったです。やっぱり人間外のものは工夫がすごく分かりますよね。動きも独得で衣装もいい!うむうむ。  割と演劇を見る友達の話ですが、山がちょっとずれていたみたいですね。普通演劇というのは、ちょっと飽きるタイミングで山とかイベントがあるみたいなんですけど、今回はちょっとなかったので(定まった起承転結だったので)中だるみしたかな~、とシビアに言ってました。これが原作付きの辛いところだね、と。私演劇って滅多に見ないので、そうなんだ~と学習しました(笑)。でも彼女、かなり堪能したらしく、嬉々として帰っていきましたわ(^^)

 女の人だけっていうのは最後には気にならなくなりましたが、これで「魍魎の匣」をやるのはちょっと辛いのでは・・・と思いました。今回関係ないけどさ。だって木場さん、女の人じゃ無理ですよねぇ?  と、いうことで長々と書きましたが堪能しました。

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