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『ミノタウロス』 佐藤亜紀

『ミノタウロス』
佐藤亜紀
講談社(講談社文庫)
ISBN-13: 978-4062766517

帝政ロシア崩壊直後の、ウクライナ地方、ミハイロフカ。成り上がり地主の小倅、ヴァシリ・ペトローヴィチは、人を殺して故郷を蹴り出て、同じような流れ者たちと悪の限りを尽くしながら狂奔する。発表されるやいなや嵐のような賞賛を巻き起こしたピカレスクロマンの傑作。第29回吉川英治文学新人賞受賞。(「BOOK」データベースより)

グダグダだねぇ・・・としみじみと思ってしまう一品。読み終わった直後は少し呆然としてしまいました。
序盤の引き込みが見事で、うーわー、何これ面白い!と読み進んでいただけに、期待に膨らんだ胸をどーしてくれる!?と思ってしまったのです。ラストのフェディコの行動にちょっと引っかかった点はありますが、このグダグダな混沌っぷりを書きたかったのであれば見事!な一品だと思われます。


ISBN-13: 978-4062766517

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『雲雀』 佐藤亜紀

『雲雀』
佐藤亜紀
文藝春秋社(文庫)
ISBN-13: 978-4167647049

オーストリア軍の兵士、オットーとカールの兄弟は、膠着状態の戦線で、ロシア兵達の虐殺を目撃したことをきっかけにジェルジュと呼ばれる若者に出会う…。第一次大戦の裏舞台で暗躍する、特殊な"感覚"を持つ工作員たちの闘いと青春を描いた連作短編集。

思わず読み終わったら「天使」をまた読みたくなる、というか「天使」の関連作品です。登場人物を思い出したり、話ごとの時間の経過を把握したりするのにちょっと戸惑いがありました。でもこのラストは「あぁ、ラストだなぁ」としみじみ思ってしまいました。2作併せて手元に置きたい感じ。おもしろかったです。

雲雀
ISBN-13: 978-4167647049


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『戦争の法』 佐藤亜紀

『戦争の法』
佐藤亜紀
新潮社(ハードカバー)
ISBN:4103831022

「あの戦争に関しては皆が皆健忘症にかかってしまったらしい。シェルショックと言う訳だろうか。」…1975年、日本海側にあるN県が突如独立を宣言し、街にはソ連兵が駐留するようになった。紡績工場だった「私」の家は一変した。父は家族を捨てて闇屋となり、母はソ連兵相手の売春宿の女将となった。そして、中学生の私は千秋と一緒に山へ行きゲリラの一員となった。偏屈奇矯な伍長の訓練を受けた私たちはゲリラとして、伍長の性格どおりの作戦に参加していった。(BOOKデータベースより)

タイトルから想像していたのとは違う(なんとなく固い感じを想像していたのです)、中学生の私の一人称で書かれる、不思議な「もしも」の世界。読みやすい文体で、そして想像の出来ない展開。引き込まれるようにさくさくと読むことが出来ました。淡々と語られ、そのままのペースで終わる、何というか「おもしろかった!」と明るく言い切れない(や、おもしろかったんですが)、不思議な読後感のラストです。
ちなみに、読んだのは新潮社刊。ブッキングで復刊してますので、リンクはブッキングのものです。

戦争の法
ISBN-13: 978-4835440644(ブッキングの)


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『バルタザールの遍歴』 佐藤亜紀

『バルタザールの遍歴』
佐藤亜紀
文藝春秋社(文庫)
ISBN:4167647028

「今朝起きたらひどく頭が痛んだ。バルタザールが飲みすぎたのだ」一つの肉体を共有する双子、バルタザールとメルヒオールは、ナチス台頭のウィーンを逃れ、めくるめく享楽と頽廃の道行きを辿る。「国際舞台にも通用する完璧な小説」と審査員を瞠目させ、第3回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作。

これがデビュー作だと思うと衝撃です。文章が、ものすごく上手いです。そして面白かったー!
日本ファンタジーノベル大賞というとどうしても「後宮小説」がまず出てきてしまうのですが、それとはだいぶ違います。実際の歴史を下敷きにして、それをしっかり書き込んであるという点にもオドロキです。世界に翻弄された、という感じがたっぷりで、「モンティニーの狼男爵」とかより、かなり好きな作品です。


ISBN:4167647028




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『モンティニーの狼男爵』 佐藤亜紀

『モンティニーの狼男爵』
佐藤亜紀
光文社(文庫)
ISBN:4334732224

ラウール・ド・モンティニー男爵は、狼狩りの達人でした。その男爵が、ひょんなことから奥方を迎えることになりました。尼僧院で育った優しい娘。そして、その娘に会ったとき、男爵は彼女を自分の魂のように愛しはじめたのです-。

すっごいロマンス小説!地味な人物たちで、きらびやかとは無縁な、でも「ちょっと冒険してみたいな」、という感じの展開。そして「やっぱり普通が一番ね」みたいな結末に…!ベタなんだけど、それがいい、なんとも不思議な読後感でした。

ISBN:4334732224



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『天使』 佐藤亜紀

『天使』
佐藤亜紀
文藝春秋社(文庫)
ISBN:4167647036

混迷を深める第一次大戦前夜のウィーン。天賦の"感覚"を持つジェルジュは、異能者を集めた諜報組織を指揮する"顧問官"に拾われる。自らの"力"に翻弄されつつも、やがて彼は"選ばれし者たち"の壮絶な闘いの中へと身を投じていく…。

面白かったです。異能、異端、超越した能力好きにオススメ(?)。文章としてはしっかりとしていますが、人物の紹介が後回しになっているので、人物紹介欄で把握しながら読むタイプの人にはツライかな?なんとなーく、で読み進んじゃう私はOKでした。笑。姉妹編がハードカバーであるようなのですが…文庫落ちが楽しみです^^

ISBN:4167647036



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